沿革
電動車椅子サッカーは、アメリカやカナダなどで「パワーサッカー」と呼ばれている重度身体障害者のスポーツをヒントに、運動機能の制約が大きい比較的重度の身体障害者でも、電動車椅子の操作さえできれば、電動車椅子に乗ったままでプレーできるという画期的なスポーツとして、1982年に大阪でアレンジされました。
日本各地に電動車椅子サッカーチームが誕生していく中で、1995年に初めての全国大会が開催され、全国組織を結成。その後、チーム数の増加とともに地域ブロック化も進み、各地域の予選大会を経た日本選手権が行われるようになりました。
現在は、「日本電動車椅子サッカー協会」のもと各地位のブロック協会が組織化され、2012年度には全国で37チーム/389名(うち選手273名/審判会員47名/スタッフ会員69名)が協会に登録しています。
- 1982年
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- アメリカやカナダなどで行われていた「パワーサッカー」をヒントに、大阪市障害者スポーツセンターにおいて、山下義則氏によって「電動車椅子サッカー」が考案された。
- 大阪市身体障害者スポーツセンターにおいて、全国1番目のチームとして「大阪ローリングタートル」結成。
- 「電動車椅子サッカー同好会」発足1982年秋
- 1989年
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- 全国2番目のチームとして名古屋で辰巳晃一氏を中心に、チーム「AMFCエスカルゴ」結成。
- 1990年
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- 4月 大阪・名古屋間において交流試合が始まる。
- 4月 第1回交流試合を開催~愛知県名古屋市
- 1991年
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- 以後、毎年春と秋に定期大会として第10回まで行われる。その間、東京2チーム、横浜、埼玉、奈良と続々とチームが結成される。
※辰巳氏が競技基礎となるサッカーボール(当時直径50cm)をパキスタンより購入、競技普及の要因となる。
- 以後、毎年春と秋に定期大会として第10回まで行われる。その間、東京2チーム、横浜、埼玉、奈良と続々とチームが結成される。
- 1995年
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- 9月 「電動車椅子サッカー連絡会」が誕生
- 9月 初代会長に土井俊次が就任
- 9月 第1回電動車椅子サッカー全国大会 in 名古屋」が開催~愛知県名古屋市総合リハビリーテーション内福祉スポーツセンター、参加4チーム
- 1996年
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- 4月 「日本電動車椅子サッカー連絡会」と改名
- 4月 日本障害者スポーツ協会のオブザーバー登録団体として加盟
- 6月 「第2回電動車椅子サッカー全国大会名古屋大会」が開催~愛知県名古屋市稲永スポーツセンター、参加9チーム
- 1997年
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- 4月 改称:「日本電動車椅子サッカー連盟」
- 5月 「第3回日本電動車椅子サッカー選手権大阪大会」(全国大会改め)を《第33回全国身体障害者スポーツ大会“ふれ愛ぴっく大阪”デモンストレーション競技》として開催~大阪府大阪市立長居球技場、参加16チーム
- 1998年
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- 4月 全国ブロック化を開始。行政8区分とする。
- 8月 「第4回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を《第34回全国身体障害者スポーツ大会“横浜市100日前祭イベント”》として開催~神奈川県横浜市障害者スポーツ文化センター横浜ラポール、24チーム参加。
- 9月 日本サッカー協会Jリーグとの懇談会
- 1999年
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- 8月 「日本電動車椅子サッカー全国ブロック対抗トーナメント大会」を初開催~大阪市長居障害者スポーツセンター(ブロック選抜大会の前身となる選手強化を目的とする大会)
- 11月 「第5回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催~熊本県山鹿市立総合体育館、16チーム参加。以後大会参加を16チームとした。
- 2000年
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- 11月 「第6回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催~大阪府大阪市舞洲障害者スポーツセンター「アミティ舞洲」。
- 2001年
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- 4月 第2代会長に星山政明が就任
- 8月 「第2回日本電動車椅子サッカーブロック選抜大会」を開催~大阪府大阪市舞洲障害者スポーツセンター「アミティ舞洲」。
- 10月 「Japan2001電動車椅子サッカー体験・交流ツアー」によりイギリスにおいて、電動車椅子サッカーデモンストレーションを行う。
- 11月 「第7回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催~愛知県名古屋市愛知県体育館。
- 2002年
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- 8月 「第3回日本電動車椅子サッカーブロック選抜大会」を開催~大阪府大阪市舞洲障害者スポーツセンター「アミティ舞洲」。
- 10月 「第8回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催~神奈川県横浜市障害者スポーツ文化センター横浜ラポール。
- 2003年
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- 8月 「第4回日本電動車椅子サッカーブロック選抜大会」を開催~大阪府大阪市舞洲障害者スポーツセンター「アミティ舞洲」。
- 10月 「第9回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催~大阪府大阪市舞洲障害者スポーツセンター「アミティ舞洲」。
- 2004年
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- 8月 「第5回日本電動車椅子サッカーブロック選抜大会」を開催~神奈川県横浜市障害者スポーツ文化センター横浜ラポール。
- 10月 「第10回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催~愛知県名古屋市東区・東スポーツセンター。
- 2005年
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- 8月 「第6回日本電動車椅子サッカーブロック選抜大会」を開催(岡山市)。
- 10月 「第11回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催(横浜市)。
- 2006年
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- 8月 「第7回日本電動車椅子サッカーブロック選抜大会」を開催(大阪市)。
- 10月 「第12回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催予定(富山市)。
- 2007年
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- 8月 「第8回日本電動車椅子サッカーブロック選抜大会」を開催(四国ブロック)。
- 10月 「第13回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催(富山市)。
- 10月 「FIPFA World Cup Japan October 2007(第1回 FIPFA ワールドカップ 2007)」を開催(東京都)。
- 2008年
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- 10月 「第14回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催(広島市)。
- 2009年
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- 8月 「第1回パワーチェアフットボールブロック選抜大会」を開催(長野県)。
- 10月 「第15回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催(石川県)。
- 2010年
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- 8月 「第2回パワーチェアフットボールブロック選抜大会」を開催(石川県)。
- 12月 「第16本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催(愛知県)。
- 2011年
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- 8月 「第3回パワーチェアフットボールブロック選抜大会」を開催(神戸市)。
- 10月 「第2回FIPFAワールドカップ」へ日本代表チームを派遣(フランス・パリ)。
- 11月 「マルハンカップ第17回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催(大阪府)。
- 2012年
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- 8月 「マルハンカップ第4回パワーチェアフットボールブロック選抜大会」を開催(高知県)。
- 10月 「マルハンカップ第18回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催(横浜市)。
- 2013年1月「第1回アジア太平洋オセアニア選手権」へ日本代表チームを派遣(オーストラリア・シドニー)。優勝「TEAM JAPAN」、三位「TEAM NIPPON」、MVP「TEAM NIPPON」三上勇輝選手。
- 2013年
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- 8月 「マルハンカップ第5回パワーチェアフットボールブロック選抜大会」を開催(神奈川県)。
- 11月 「マルハンカップ第19回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催(岡山県)。
- 2014年
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- 8月 「マルハンカップ第6回パワーチェアフットボールブロック選抜大会」を開催(鹿児島県)。
- 10月 「マルハンカップ第20回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催(石川県)。
- 2015年
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- 4月 第4代会長に吉野忠則が就任
- 6月 【開催中止】「第7回パワーチェアフットボールブロック選抜大会」
- 7月 「JPFA NextGenerationCampfor2016(次世代強化事業)」を開催~兵庫県神戸市
- 9月 第1回日本代表候補強化合宿を開催~兵庫県神戸市。(平成27年度スポーツ振興基金助成事業)
- 10月 「マルハンカップ第21回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催~静岡県袋井市小笠山総合運動公園エコパアリーナ。
- 11月 「JPFA指導者・レフェリークリニック2015」(スポーツ振興くじ助成事業)を開催~兵庫県神戸市。
- 11月 ブロック電動車椅子サッカー協会解散。任意団体の解散
- 12月 改称:「一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会」法人登記(任意団体から法人団体へ移行)
- 2016年
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- 2月 「FIPFA World Cup2017 日本代表合宿候補強化合宿」を開催~兵庫県神戸市(平成28年度スポーツ振興基金助成事業)
- 4月 都道府県電動車椅子サッカー協会の発足(21都道府県)
- 4月 (JIFF)障害者サッカー連盟_発足〔JFAグラスルーツ〕。障害者サッカー連盟に加盟登録。
- 6月 スポーツ功労者顕彰式にて齋藤純一審判員が文部科学大臣賞受賞
- 6月 第1回定時社員総会を開催 都道府県協会数(21)
- 7月 選手強化及び指導者育成を目的に「2016JPFAエリートプログラムinKOBE(兼日本代表候補合宿)」を開催~兵庫県神戸市。20名の代表選手候補、代表強化及び地域育成を担う指導者(JPFA及び)地域協会より推薦)、医療スタッフ、審判員など計55名が参加
- 8月 「第8回パワーチェアフットボールブロック選抜大会」を開催~広島県広島市マエダハウジング東区スポーツセンター。(平成28年度スポーツ振興基金助成事業)
- 9月 「FIPFA World Cup2017 日本代表合宿候補強化合宿」を開催~兵庫県神戸市(平成28年度スポーツ振興基金助成事業)
- 10月 「第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会」を開催~大阪府大阪市舞洲障害者スポーツセンター「アミティ舞洲」
- 11月 「FIPFA World Cup2017 日本代表合宿候補強化合宿」を開催~兵庫県神戸市(平成28年度スポーツ振興基金助成事業)
- 2017年
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- 6月 第2回定時社員総会を開催 都道府県協会数(22)
- 6月 「FIPFA World Cup2017 日本代表合宿候補強化合宿」を開催~兵庫県神戸市(平成29年度スポーツ振興基金助成事業)
- 7月 「第3回FIPFAワールドカップ2017」開催~アメリカ・フロリダキシミー(平成29年度スポーツ振興基金助成事業)。 成績:日本5位、優勝:フランス「第3回FIPFAワールドカップ2017」(アメリカ・フロリダ)審判員として齋藤純一審判員が3大会連続参加し、主審、副審、第4の審判を務める。
- 9月 JPFA功労者表彰と認定。ドリームマスターの認定
- 9月〜10月 「日本電動車椅子サッカー選手権大会2017」を開催~静岡県袋井市小笠山総合運動公園エコパアリーナ。 「第1回日本パワーチェアフットボール選手件大会/マックス10」_【カテゴリー1】参加13チーム 「第23回日本電動車椅子サッカー選手権大会/パワフル6」_【カテゴリー2】参加16チーム
- 2018年
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- 6月 第3回定時社員総会を開催 都道府県協会数(22)